西洋医学と東洋医学の総合医療

西洋医学と東洋医学の総合医療

補完代替医療(Complementary and Alternative Medicine: CAM)とは、一般の医療(西洋医学)を漢方などで補ったり、代わりに行なわれたりする医療の総称です。具体的には、東洋医学(漢方、鍼灸、指圧、気功)、インド医学、免疫療法(リンパ球療法など)、薬効食品・健康食品、ハーブ療法、アロマセラピー、ビタミン療法、食事療法、精神・心理療法、温泉療法、酸素療法、等々すべてが包含されています。海外でも、補完代替医療が注目され、アメリカ国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)ではそれを研究する部門(National Center for CAM: NCCAM)が設置され、漢方も研究されています。

統合医療(Integrative Medicine)とは、一般の医療(西洋医学)と補完代替医療をあわせた医療で、当院で目指す医療です。日本政府も鳩山由紀夫首相の平成22年の施政方針演説で「統合医療の積極的な推進の検討」を表明しています。

患者さんの苦痛を取ってあげるには、様々な手法があってよいものです。
当院では漢方と西洋医学の統合医療を実践いたします。


統合医療学会では統合医療の目指す方向性を以下のように示しています。

1.QOLの向上を目指し、患者一人ひとりに焦点をあてた患者中心の医療

2.近代西洋医学及び伝統医学や相補・代替医療従事者による共同医療(真のチーム医療)

3.身体、精神のみならず、人間を包括的に診る全人的な医療

4.治療だけでなく、疾病の予防や健康増進に寄与する医療

5.生まれてから死ぬまで一生をケアする包括的な医療

6.「尊厳ある死(Death with Dignity)」と、患者だけでなく残された遺族も満足できる「良質な最期のとき(QOD:Quality of Dying and Death)」を迎えるための医療


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